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Avortement -1

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すごく、プライベートな事ですが、3度目の流産をしました。

流産は、長男を産む少し前にも2度経験しています。
子どもが欲しかったので、初めての妊娠がわかった時は夫と共にとても喜びました。
エコーで見えるすでに人の形をした赤ちゃんの姿がかわいくて、
お腹が大きくなって、出産して、どんな赤ちゃんに出会えるんだろう・・・と夢を見ました。
しかし出血が多く流産の危険がある、と大きな病院へ紹介されましたが今回と同じく8週目頃に赤ちゃんの心臓が止まっている事がわかりました。
真っ先に
子ども好きな夫に何て言おうと(ありのまま言うしかないですが)夫の顔が浮かびました。
妊娠=出産という安易な考えが吹き飛びました。
奇跡のような確率で産まれてくるのだと知りました。
当時私は30代後半、高齢出産に入る年齢でした。
卵子は女性の体の中で新しく作られるものではなく、
お母さんのお腹の中にいるときからすでに女性の体の中にあって、産まれたときには200万個もある卵子が、毎月何百個と消えていきます。
私が歳をとるほど卵子も数が減っていき、卵子も同じように歳をとり、傷付いた卵子も増えるのだそう。
その傷付いた卵子で妊娠できたとしても、うまく育たず流産となってしまいます。
検査もしてもらいましたが流産の原因となるような病気はなく、ただ妊娠を繰り返して質の良い卵子が来ることを待つしかないと先生に言われました。
高齢である自分を申し訳なく感じましたが、
普段から面白い事を言って笑わせてくれる夫は、流産がわかってからも変わりなくよく笑わせてくれて、癒されました。
でも、この世に生まれて来られなかった赤ちゃんの魂を思うと、不憫で、無性に悲しくて、それをどう捉えればいいのか苦しみ、同じように流産をされた方のブログをいろいろ読みました。
その中で、
”流産した赤ちゃんの魂は
お母さんのお腹の中で
次に産まれてくる赤ちゃんの魂となって出てくることを待っていますよ”
という言葉があり、次に生まれてくる赤ちゃんとして会えるんだ、
と思うことで心がスーッと落ち着きました。
そう思わなければずっと苦しみ続けていたと思います。
今となってはどなたが書かれたブログだったのかわからず申し訳ないのですが、私を救ってくれた言葉です。

流産を2度経験した後、長男がお腹の中にいる時、また心臓が止まっていたら・・・と思うと妊婦検診に行くのが毎回心配で心配でたまりませんでした。
「週数の割には頭が少し小さいですね・・・。」と言う先生の言葉に恐怖したりもしましたが、何事もなく無事に長男を、2年後に続けて次男も出産することができ、次男を出産した際に
「やっと家族が揃った。」と思いました。
ずっと2つの魂の事が頭にあったからだと思います。
(今から思うと1つの魂と考えることもできるのですが)

今回3度目の流産があり、今の私の年齢的にこの先無事にもう1人産むのは難しいだろうな
と感じています。
次の赤ちゃんの魂となって出てくることは叶わないかもしれない。
それならば、
お母さんのお腹の中で
一緒に人生を歩んで行こうね。
今はそう思うことで気持ちは落ち着いています。
(明日に続く)


by foretoileblog | 2018-02-28 00:00 | vie quotidienne